わたしの個性はプラス?マイナス?

人には、それぞれ得意なことや不得意なことがある。

それが生まれたときからそうなのか、成長していく過程でそうなったのか、経緯はいろいろあると思う。

睡眠時間ひとつ取っても違う。

たくさん寝ないと元気が出ない人もいれば、短い睡眠時間でも元気に動ける人もいる。

たくさん寝れば、そのぶん活動できる時間が短くなるかもしれない。

短い睡眠時間で動けるなら、使える時間が増えると考えることもできる。

一方で、睡眠時間が短い生活を続けたら体調を崩すかもしれない、と考えることもできる。

同じ特徴でも、見方によってプラスにもマイナスにもなる。

では、そのプラスとマイナスは誰が決めているんだろう。

もちろん、自分自身の価値観で決めていることもある。

でも、それだけではないのかもしれない。

知らないうちに、世の中の価値観との綱引きに巻き込まれていることもある。

運動が得意な人と、勉強が得意な人がいる。

小学生のころなら、足が速い人のほうが目立って人気者になることがある。

年齢が上がるにつれて、今度は勉強ができる人のほうが評価されるようになることもある。

本人の得意不得意はそれほど変わっていないのに、置かれている環境が変わっただけで評価が変わる。

もっと極端に考えると、昔は合法だったものが今は違法だったり、この国では合法だけど別の国では違法だったりする。

同じものでも、時代や場所が変われば評価や扱われ方が変わる。

だとすると、自分の性格や得意不得意についているプラスやマイナスも、絶対的なものではないのかもしれない。

自分では欠点だと思っているものが、別の環境では長所になることもある。

逆に、今は長所として評価されているものが、場所が変わればそれほど役に立たないこともある。

自分の性格や特性を見て、

「これは欠点だ」

と思ったとき。

そのマイナス記号を付けたのは、本当に自分なんだろうか。

もしかしたら、今いる場所のルールを借りて、自分を評価しているだけなのかもしれない。

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